身体も心も温める精油 その2
今日はもうひとつ身体を温めるおすすめの精油、ローズマリーについて。
先日のマジョラムは鎮静の精油ですが、こちらは覚醒の精油。スッキリやる気を出したい時におすすめです。
「若返りの精油」と言われ、貴族が使っていたハンガリーウォーターにも使用されていたとか。天然の酸化防止剤として、食品に使用されていることもあります。育毛作用も有名です。
海風を感じる、若々しく爽やかな緑のイメージのハーブ。
神戸では、道端の至る所に植えられています。いろんな種類がありますが、図書館の前では、今ちょうど淡い青色の花が咲いていました。葉を揉んで指先を匂ってみてください。ツンッとするスパイシーでリフレッシュな香りがします。
ローズマリーも、シソの仲間。主成分の異なるケモタイプがいくつかあるのですが、どれも全身の血流を促して、身体の中の老廃物や余分な水分を除去し、身体を浄化してくれます。デトックスのための器官である肝臓の働きをよくしてくれるのです。
血圧を上げる作用があるので、高血圧の方は注意が必要ですが、低血圧の方には強い味方。朝起きる時に嗅ぐと、脳への血流を増やしてくれるので、柑橘系の精油と合わせて使うと、爽やかな目覚めになるでしょう。
逆に、寝る前に嗅ぐと、眠りにくくなるかもしれません。その場合は、ラベンダーやマジョラムなど、鎮静作用のあるものと合わせてみてください。
これからの季節、私のおすすめは、ベルベノンケモタイプ。腸内細菌のバランスを取る作用があり、免疫力をあげてくれます。
おすすめのブレンドは、ベースオイル10mlに対して、
冷えやむくみには、ローズマリー2滴、ジュニパー1滴、グレープフルーツ2滴
低血圧の方には、ローズマリー2滴(カンファーかシネオールケモタイプ)、ジンジャー1滴、ブラックペッパー1滴、グレープフルーツ2滴
ツンする刺激が苦手という方には、シダーウッドやゼラニウムと合わせてみるのも良いと思います。
アロマヨガとしては、立位のポーズやパワーポーズとともに使うとよいでしょう。他の筋肉の働きを高める精油と一緒に、ヨガの前に塗り込んでおくと、筋肉痛の予防にもなります。太陽礼拝108回に挑戦する人はぜひ!
おすすめブレンドは、ローズマリー2滴、ブラックペッパー1滴、ジュニパー1滴、グレープフルーツ2滴(日光にあたる場合は、マンダリンかオレンジに変えてください)
疲れも軽減されるはず。
終わった後には、マジョラムやラベンダー、ユーカリ、ジュニパーなど筋肉を緩めるものが良いでしょう。
こちらも通経作用ありです。妊婦さんは避けてください。
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